2007-01-01から1年間の記事一覧

やっと年末 

やっと講習も終わり一息だっだが、昨夜の銭湯があまりに気持ちよくて、そのままだらだらと寝正月へ突入する予感がしたので、その悪い予感を晴らすべく、まずは嫁と自転車にまたがり千駄木へ。“古書ほうろう”で二冊。 『樋口一葉 日記・書簡集』(ちくま文庫…

冬期講習

70分授業を連続6〜7コマで、午後1時から夜の10時までの講習の日々が続く。でも普通の勤め人に比べれば、それでも午後出勤なんだから文句は言えない。ただ、家での予習を考えれば、やはり講習以外の時間があまりとれないのも事実。勉強や古本のことを考える余…

ウィークエンド・ワセダへ

朝食後、ゆっくりと新聞を読んだ後、“ウィークエンド・ワセダ・お店で古本市”へ出掛ける。都電で早稲田まで行って、立石書店、飯島書店、古書現世という順番で回る。今日は少々無理をしたせいもあって、いい本が手に入った。 巖谷大四『人間 泉鏡花』(福武…

「銭湯」と「二階」の長閑さ

今日は、休みの嫁が実家に帰るというので、見送って後、家事もせずに呆けて読書。岡本綺堂『風俗 明治東京物語』(河出文庫)を読み進める。この手の風俗回顧本では、必ず「銭湯」と「寄席」の頁から目を走らせる。何が何だか分からないくらいに変化してしま…

祝『福田恆存評論集』刊行!+付言

基本的に、古本を買った日にだけ備忘のためもあって日記を書くことにしているのだが、病気のため、ここ二週間ほど完全に本を買うリズムが狂った。すると、わざわざ足を運んだ映画の記録さえ億劫になって結局備忘さえ書かずじまい。そのままフェイド・アウト…

風邪で4日間寝込む。

先週の金曜日にあたりから変だと思い始め、仕事を終えて帰ってみると、38度まで熱が上がっている。 休日の全てを返上して養生。しかし、詰めが甘かった。37度を下回ったくらいで良くなったと見たのが間違いで、月曜日に研究会に顔を出したら、最後にはふるえ…

何もしなくていい休日−松下正己と音楽−

昼すぎに自転車で谷・根・千方面に足を延ばし、“古書ほうろう”へ。そこで、久しぶりに映画本を二冊。 僕らはカルチャー探偵団・編『映画の快楽・ジャンル別洋画ベスト700』(角川文庫) 松下正己『映画機械学序説』(青弓社) 松下正己は、日芸中退で、うち…

学会発表を終える

土曜日、某女子大での学会発表のため、自転車で神保町へ。発表を無事に終えて後、如水館で懇親会。事務局を某旧帝大に置き、ほとんどがそこ出身者で構成された学会なので、昭和一桁生まれの長老や、定年間際の責任者を中心としてほとんど同窓会の雰囲気。そ…

新聞を取る

一人暮らしの時に「朝日」や「毎日」あたりを取っていたことがあったが、あまりに内容=読みのない「情報」や「よい子の意見」だけで呆れかえり、これならネット・ニュースでいいやと、新聞を止めて以来、これまでずっと週刊誌とネットニュースで過ごしてき…

ついにで三冊。 

嫁の仕事の都合で6時に起きる。外はまだ暗い。朝食を作って、見送って後家事。その後読書をして、夕方頃池袋へ。 西口のキンコウズでレジュメをコピーする。キンコウズと近かったので、久しぶりに立教大学前の古本屋を覗いて回る。順番に夏目書房で一冊、八…

冨山房日和−素人のサント・ブーヴ覚書

昨日は友人の出産祝いのため絵本探しに神保町へ出掛ける。まずは一人自転車で出掛け、後から電車で来た嫁と合流。古書センター5Fのこどもの古本屋や、東京堂の別館などを巡る。絵本を購入して上島珈琲で一息つく。その後、自分用のプレゼントのため神保町散…

古本・映画備忘

一昨日は、昼間に自転車が乗りたくて、仕事前に千駄木まで飛ばす。ついでにブックオフで三冊。村上春樹と内田樹の本はパラ読みだけど充分楽しめた。 村上春樹『やがて哀しき外国語』(講談社文庫) 内田樹『寝ながら学べる構造主義』(文春文庫) 茂木健一郎…

翻訳小説

朝、嫁を見送って後、家事。その後、仕事の予習をして、自転車に乗って池袋に。 履きすぎて、お尻のポッケの所に穴の空いた二本のズボンを見かねた嫁が、先日、遅れた誕生日プレゼントとしてユニクロ・ズボンを買ってくれたのだ。昨日は、その裾直し完成品を…

新品クロスバイクで・・・ 

さすがに10年間乗り回した自転車は修理不可能らしく、仕方がなく廃棄処分。で、10年ぶりに買い換えた新品自転車=クロスバイクにのって、千駄木の“古書ほうろう”へ嫁と出かける。そこで三冊。 レイモンド・カーヴァー『僕が電話をかけている場所』(村上春樹…

久しぶりの春樹

10時頃までごろごろ寝ていたものだから、レジュメを作るにも、集中して勉強するにも中途半端な時間になってしまう。といった理由で、久しぶりに夫婦で駒込駅付近の散歩へ。ブックステーションで二冊。 斉藤美奈子『文壇アイドル論』(文春文庫) ギルバァト…

最後の休日

本秀康『ワイルドマウンテン』に慰められる。ダメ男(多分童貞の)の菅菅彦が、未亡人の奥さんに告白して一晩を共にする下りには泣き笑いした。といいつつ、一応勉強用の本もちびちびと読み進める。 夕方池袋へ。まず東口のジュンク堂や往来座に寄るも、収穫…

ザッツ・エンターテイメント・デイ

起床後、掃除・洗濯・食器洗い。 昨夜舞い込んだ葉書で、夏に申し込んでいた共立女子大でやる学会発表が決定したことを知る。まぁ、もうこれを最後に学会アカデミズムとはおさらばするつもりだが、今回はやるしかないな・・・・。 が、とはいってもいきなりは勉…

登校日 

午前に読書。太宰治「親友交歓」「十五年間」、坂口安吾「不良少年とキリスト」を熟読・読み合わせの後、小林信彦『面白い小説をみつけるために』に目を走らせる。 昼すぎ、吉本隆明『言語にとって美とは何か』読書会のため大学へ。助教と二人だけで議論。ま…

筆が走った。 

今日も11時頃仕事を終え、12時前に自宅マンションに辿り着く。帰宅際、郵便受けを覗くと、北海道の古本屋から注文した本が届いている。 徳永暢三『人と思想 T・S・エリオット』(清水書院) 夜、TVニュースを見ながら夕食。参院与党という立場にまできて「国…

今週の研究会は休み

朝から小林秀雄『ゴッホの手紙』を読んで泣く。 夕方、友人Kに呼ばれて、駒込駅前のドトールで議論。ついでに石原完爾『最終戦争論・戦争史大観』(中公文庫)を貸す。その後、平和堂書店に寄って、山崎和正『不機嫌の時代』(講談社学術文庫)を拾ってから…

古本備忘

大学近くの古本屋で三冊(計500円) 池田清彦『正しく生きるとはどういうことか』(新潮文庫) 池田清彦『他人と深く関わらずに生きるには』(新潮文庫) 小谷野敦『すばらしき愚民社会』(新潮文庫) シバノとの吉祥寺古本ドライブにて二冊(計1000円) 壇…

少しずつ恢復

昨日の師匠との飲みもあって、少しずつだが気力が戻りつつある。投稿論文が規定の400字詰め原稿用紙10枚オーバーで審査を通過する訳がないのだが、今度という今度は、この手の不注意、失敗が多すぎる自分にほとほと呆れた・・・・。 が、まぁ、人生の転機など詰…

ワードの文字カウンタ−だけを頼りにして数えたら15989文字(16000字=原稿用紙40枚以内が投稿規定)で、投稿条件をクリアなんだけど、投稿したA4用紙一枚1225字×16枚(註部分含む)でアバウトに再計算したら3600字(=原稿用紙約9枚)オーバーになってい…

投稿論文の失敗

朝、寝起きに何気なく『サブカルチャー神話解体』を手に取ったら、ついつい少女漫画論の部分を全て読み返してしまった。最近、「右翼」を語るようになった宮台の手になる「増補文庫版へのあとがき」にはシステム論的「観察」(ルーマン)の「泥沼の再帰性」…

遅番

朝、嫁を見送って本を読んでいたら、何故か昼頃になって嫁が帰ってきた。今の仕事は月によってシフトを自分で作るらしく、そのシフトを記憶違いしていたらしい。ということで、一応残業という形で少し働いてすぐ帰宅したとのこと。 ならば、自分も今日は遅番…

普通の日 

朝、嫁を見送って、いつもと同じ家事を済ます。 読書の後、駅前まで散歩。橘屋で200円均一で三冊。 小林信彦『人生は五十一から』(文春文庫) 小林信彦『天才伝説 横山やすし』(文春文庫) 池田清彦『新しい生物学の教科書』(新潮文庫) 「昆虫好き科学者…

なけなしのお金で二冊。

朝8時半に嫁を見送って後、夕方4時過ぎまで読書。 4時半に家を出て、池袋へ。夕焼けが気持ちよかったので、駒込駅前で携帯写真を一枚。 研究会が始まる前にリブロで新刊をチェックして、古本屋を回っておく。が、そろそろ月末。なけなしのお金を握りしめ…

久しぶりの鹿島茂

9時頃起床して後、そろそろ、寒くなってきたので、大掃除のついでに衣替えにも奮闘。でもって割れた陶器も処分して、かわりの急須や、茶碗などを買い換える。 夕方あたりからやっと読書に時間を充てられる。昨日カワサキから借りた鹿島茂『絶景、パリ万国博…

結婚式

修士時代の友人の結婚式に夫婦で呼ばれる。結婚式は横浜ランド・マーク・タワー内の教会、披露宴会場、そしてパーティ会場に次第に移りながら盛大に執り行われる。その全てに参加でき、非の打ち所のない完璧な演出、新郎新婦の人徳が醸す幸福感などを見届け…

研究会が延期されたので・・・

朝起きて、メールボックスを開けると、大学の助教とたった二人っきりでやっている言語論研究会の日程延期のお知らせが来ている。それならと、仕事までの時間を家事と読書に充てる。 昼すぎ、日用雑貨を買うついでに、駒込駅前の平和堂まで足を延ばす。そこで…