最後の休日

daily-komagome2007-11-13

 本秀康『ワイルドマウンテン』に慰められる。ダメ男(多分童貞の)の菅菅彦が、未亡人の奥さんに告白して一晩を共にする下りには泣き笑いした。といいつつ、一応勉強用の本もちびちびと読み進める。
 夕方池袋へ。まず東口のジュンク堂往来座に寄るも、収穫はなし。で、西口の古本屋に向かうと300円で一冊発見。

 初田の本は、『職人たちの西洋建築』(ちくま学芸文庫)に続いて二冊目。建築畑の人だけど、「建築意匠論」の軽薄を軽侮している自分は、初田の「職人論」こそ意義深いと思っているのだが、・・・本作は「都市論」の趣が強いのかなぁ、「解説」も吉見俊哉だし・・・。
 6時から橋川文三『日本浪漫は批判序説』研究会。またしても、たった一節に二時間を費やしての議論。この分だと終わるのに来年までかかるな・・・。後、11時半まで飲み。昨夜は、久しぶりに師匠を囲んでサトウ、シバノも加わっての政治談義。12時半に帰宅。