最後の休日

daily-komagome2008-01-05

 起床後、珈琲を啜りながら読書。頃合いをみて『ブラッド・ダイアモンド』(エドワード・ズウィック監督/2007年・ワーナー/143min)を鑑賞。映画的演出として安易じゃないかと思わせる部分はあるものの、あの愚作『ラスト・サムライ』の監督にしては情報過多になってしまいがちで難解と言われてしまう経済利権ネタ(=ダイヤモンド市場)を上手く国際政治(市場の代理戦争=アフリカ内戦)と絡めて分かり易く処理している。バランスのとれた仕上がりで、義憤を誘う以上に情報として学ぶことが多かった。
 映画を観て後、今日で最期の休日を思い、昼間から“亀の湯”で体をほぐす。湯を上がってからは、浸かりすぎですっかりふやけてしまった体を冷まし、ついでに髪も乾かそうと駅前の平和堂まで散歩。人気絶版本にもかかわらず二冊で500円!

 平和堂を出てからは、商店街でメンチカツを一枚買って帰路に就き、それをおかずに軽い食事。その後また読書に戻るも、しかし、いい具合に湯冷めして落ち着いた体に、満腹感が重なって一気に眠気が襲ってくる。で、気持ちよくうつらうつら字面を追っているところに、サトウから「一緒に新年会の食材の買い出しに行こう」との不快な電話。そこでもう6時かと目を覚ませ、エネルギー・スーパーへ鍋食材を買いに重い腰を上げる。
 夜は次第にサトウ以下6人の第四学区メンバーが集合し、鍋食い新年会。何故か話題は「年金」話に傾き、社会保険庁自治労の誇りなき怠慢と、みなの限りなき将来不安を確認しあい、深夜一時にお開き。今年もまた、きっと昨年と何も変わりそうもないな・・・。